2025/08/10
以下をアップしました。
元を正せば、この疑問が示唆しているのは「水蒸気が見える安心感」ですね。
実際、超音波式加湿器があれだけ普及した理由の一つも、白い霧が見えることで「今、加湿されている」という実感が得られるからでしょう。目に見えることの心理的な効果は大きいです。
でも興味深いのは、気化式の方が自然な加湿で、部屋が濡れにくく、カビのリスクも低いなど、性能面では優れている点が多いにも関わらず、「見えない」ことで不安を感じてしまうという矛盾です。
これは加湿器に限らず、多くの家電製品に共通する課題かもしれません。本当に良い製品は静かに黙々と仕事をするけれど、それゆえに「働いている実感」が得られない。メーカー側も、LEDランプを付けたり、湿度表示を大きくしたりして、この「見えない不安」に対応しようとしていますよね。